私の俺節

 

俺節初観劇から一週間以上が経ち、大阪公演を来週に控えてるにも関わらず、見事に俺節ロスになっております。

前回ネタバレなしで書いたのですが、これからネタバレ含めて俺節の感想を書かせていただきたいと思います。感想というか、半分くらい説明みたいになってます。笑

 

 

 

 

 

雪の降りしきる津軽から上京する直前、ばっちゃんがなけなしのお金で買った大きな背広をコージに渡すところから舞台は始まる。ポスターにも書いてあった「世の中とっくり返してやる」的なことをコージが言い、舞台タイトル「俺節」が映し出された。大事なところなのにセリフが曖昧で申し訳ない。何故ならここで私は毎回泣いていたから。この瞬間から「安田章大じゃない、海鹿耕治だ」と思うしかなかった。やっぱり憑依型だ。

 

 

上京したコージは演歌の大御所 北野波平へ弟子入りを申し出るが、うまく歌えずに終わってしまう。歌えずに照れてしまうコージが可愛い。コージの歌への情熱を気に入ったオキナワは、コージを連れてみれん横丁へ。みれん横丁は様々なひとと出会う場所であり、コージにとっての大切な場所になっていく。みれん横丁の人々は本当に暖かい。

 

 

そして、そんなみれん横丁でヤクザの元にあるストリップ劇場から逃げ出してきたテレサを助けるためにヤクザ立ち向かうコージ。やめときゃいいのに、ばっちゃんの背広を汚されたことに怒り、さらにヤクザに向かって行っていき、やはりボコボコに。明らかに痩せた安田章大を見ていたし、腰をひどく痛めてることも噂されているので、ヤクザに「もうやめて!」と飛んで入ってやりたい気持ちにもなった。散々やられた後に「次は俺の武器で勝負だ」とコージは演歌を歌い上げる。それが本当に凄い(語彙力)。コージに合わせてみれん横丁のみんなも加勢するところは圧巻。演歌を聴いて涙が流れたのは初めてだった。

一番を歌い終わったところで力尽きて倒れるコージ。このシーンはよく覚えておいてほしい。万が一忘れてもオキナワと北野波平が思い出させてくれるので問題はない。

 

 

それからみれん横丁の仲間と一緒に過ごしてくのだけれど、作業服を着てヘルメットをかぶったコージがとにかく可愛い。

コージ×ヘルメット=可愛い

コージ×ヘルメット×抱える=たまらん可愛い

こちらは是非オペラグラスを用いて観てほしい。

 

みれん横丁で流しの大野に出会い、弟子になるコージとオキナワ。そして流しとして練習をしているところに現れた北野波平が「歌とは何か」を熱く語る、とても大切な場面である。こう考えると伏線多いな、俺節

流しの大野が「おふくろさん」を歌うシーンがある。安田章大は森進一のモノマネを異常に気に入っているので、少しだけ心配だったが、海鹿耕治にはモノマネスキルがなかったようなので安心した。

 

 

合間合間にコージとテレサのいちゃいちゃがあるのだけれど、なんとも初々しいいちゃいちゃなので、見てるこっちも「んもうっ!」ってなる可愛さである。この二人になるとアドリブもあるので、それがまた可愛いので見逃さないように。この二人に限らず、俺節はアドリブがとても面白く、要所要所で放り込んでくる。それによって、物語に緩急がついて心地よく感じた。

 

 

 

色々あって、コージとオキナワは別々に。そしてコージは元アイドル寺泊郁恵とのデュエットで地方向けCMソングタイアップ曲でデビューとなる。つまり、華々しく恵まれたデビューではないのだ。そんな場面が関ジャニ∞のデビュー当時を彷彿とさせ、うるうるしてしまった。それでもめげず、立ち向かうコージの強さは、どこか安田章大の真っ直ぐさにも似ていたように見えた。

 

 

そしてコージとテレサの大切な場面=ラブシーンがくる。自担のラブシーンを生で観るのは初めてなので、何ひとつ見逃さないようにしっかりピントを合わせてオペラグラスを構えた。

薄暗い部屋と雨の音がやたらと色気を感じさせ、同時にたまらなく切ない空気であった。テレサはコージに「なぜ私を抱かないの?」と問いかける。コージはテレサの過去の仕事のことが浮んでしまい、抱くことができなかった。コージが「自分のち  んぽが情けねえ」と自分の股間を殴りつける。ワード的には面白いので周りからはクスクスと笑い声が聞こえたが、私はここのシーンがたまらなく切なく、せっかく合わせたピントも溢れ出る涙でぼやけてしまった。そして「過去も未来も全部抱く」と。コージかっけえよ…私も抱いてくれねぇべか。

翌日、テレサもアパートを出て行く。コージの夢を邪魔しないようにと…。なんて切ないんだ俺節。みんな生き方が不器用すぎやしませんか。そしてここでテレサがコージにネックレスを渡すのだが、ある公演でネックレスを渡し忘れていた。おそらくミスなんだろうけど、コージの手元にテレサのものが何も残らなかったことがやたらと切なかった。布団を握りしめて泣きながら「引越しをするなら教えてよ」を歌う姿は切なすぎた。私はこの歌が好きすぎる。

 

 

 

オキナワもテレサも失ったコージは、津軽弁もばっちゃんの背広も取っ払い、デビューに向けて奮闘する。が、それもうまくいかない。歌さえも失ったコージはみれん横丁へ帰っていく。もがいて、あがいて、必死なところは心臓を揺さぶられるような感覚で、コージの感情が自分にも乗り移ったかのように涙腺に響いて仕方なかった。

 

 

一方 オキナワは北野波平の部屋で歌を作る。(どうでもいい情報だけれど、ここまでで私は完全にオキナワに恋をしてしまっている。)そして、オキナワの作曲の能力を見出した北野波平が演歌を一曲歌い上げて倒れる。そう、初めてみれん横丁で歌を歌った時のコージに似ているのだ。オキナワがコージを思い出すところで、二人の絆の強さを感じ、また泣いた。

 

 

みれん横丁に帰ってきたコージは、流しの大野、北野波平、そしてオキナワと再会する。そして、オキナワは自分が作った歌をコージへ託す。しかし、コージは「自分さえ重荷なのに、人の思いを抱えきれない」とオキナワを突き放す。コージ、泣かせてくれるよ。この辺りからラストシーンまで、客席からはぐすぐすと鼻をすする音が止まらなくなる。お気付きかとは思うけれど、私はずっと泣いている。

 

 

ラストシーン。

アイドルグループの前座を任されたコージは主催者からもひどい扱いをうけ、アイドルファンのブーイングを浴びながら歌うが、強制終了。泣ける。そこへオキナワと強制送還前のテレサが現れ「コージ歌え」と。泣ける。言葉にならない思いを伝え合うコージとテレサ。泣ける。

そしてオキナワが作った「俺の俺節」を歌う。歌詞がたまらない。大雨が降り出し、アイドルファンからのブーイングは止まらない。しかし、コージは歌うのをやめない。大雨に打たれながら、涙を流しながら、コージは歌った。もう圧巻だった。私は嗚咽が漏れそうになるほどに泣いた。

 

 

コージとオキナワがみれん横丁に帰り、みれん横丁の仲間にあたたかく迎えられるところでこの舞台は終わる。とてもほっこりする終わり方だった。

会場からは拍手が鳴り止まらなくて、自分の拍手もどうか俺節カンパニーの皆さんに届きますようにと力を込めた。幕が上がる時に出演者がみんなで幕を押し上げるような動作をしたときには、わあっと会場が沸き、舞台のみなさんの関係の良さを感じるカーテンコールだった。そして「みれん横丁のテーマ」に合わせてみんなで歌ったりすることもあった。自分もみれん横丁の一員になれたような、そんな気分になった。

 

 

 

 

6月8日ソワレにてラストシーンの雨の演出により、スタンドマイクが壊れた。突然ボツボツという雑音が鳴り、ギターのマイクもコージのマイクも音を拾わなくなった。伴奏で流れる音とギターの音がズレてしまうところを、コージは必死で立て直した。ほとんど生声だった。二階の奥まで届くようにと精一杯コージは歌っていた。実際の機材トラブルが妙にリアルで、コージの歌が真っ直ぐ心に響いた。もちろん泣くよね。

 

安田章大はレンジャーで東京千秋楽前に「もっと見てほしかった」と言っていた。まだ終わってもいないのに。どこか納得がいかなかったのだろう。常に悔しさがあるから、きっともっと強くなっていくのだろう。黙ってついて行くよ。

 

 

 

正直、そろそろ安田章大に戻ってきてほしい気持ちもある。痩せすぎていて心配だし、新曲のダンスも珍しく間違えまくっているところで、海鹿耕治が抜けきれていないところが垣間見えたりする。でも、覚悟を決めて俺節の舞台に立っている姿を見て、この人について行こうと決めたのだから、最後まで海鹿耕治を支えるひとりでありたいと思う。そして、安田章大に戻ってきても、また彼を支えるひとりでありたい。

 

俺節に出会えて本当によかった。またコージに会える日を楽しみに、私も一生懸命に毎日を生きます。

へばぁ。

俺節に行ってきました

5月28日から安田章大主演舞台、俺節が開幕しました。

「まあ当たるやろ」なんて能天気に過ごしていた私は見事に全滅し、ナチュラルに涙を流して悲しんだ日が懐かしい。優しい人に囲まれ、たくさんの方にお声掛けいただき、俺節を観劇させていただくことができました。本当に本当にありがとうございました( ; ; )

 

 

安田くんの舞台に行くのは初めてだったので、私が何故か緊張。ネタバレを必死に回避しながら、私的初日の6月8日を迎え、2日間にわたって3公演連続で観劇させて頂きました。

ここからはネタバレせずに私の感じた俺節を話していきたいと思います。

 

 

 

まず、話のあらすじや相関図、キャラクター紹介はネットで見てください。

http://www.orebushi.com/1

と、言いながらも軽く紹介しながら書きます。

 

安田章大演じる海鹿耕治は歌しかない男。津軽から上京して、歌で戦っていく男だった。

初日は2階席から観劇させていただいたのだけれど、そこからでも安田くんが痩せていたのは分かった。大きな背広のせいだけではない、痩せているというより、こけていた。最初に安田くんが登場したシーンでは、髪の毛が少し茶色がかっているけど根元だけ黒いのなーなんて思いながら安田くんを見ていた。

それなのに、安田くんのセリフに合わせて舞台タイトルが映し出された瞬間に私は涙が止まらなくなった。理由はよく分からない。「安田章大が生きている」「待ちに待った俺節を見ることが出来ている」きっとそれもあるけれど、そうじゃない。ただただコージの声が心に響いた。始まった瞬間から安田章大は海鹿耕治になっていた。

 

 

エイタメ冬で散々宣伝してきたので、ご理解いただけると思うのですが、演歌が盛りだくさんなわけです。正直知らない曲のほうが多かったけど、それでもコージの歌は初めから知っていたかのように、何度も大切に聴いてきた歌のように心に響いた。歌を歌うときのコージの目と表情には何度も引き込まれた。遠くの席ならば是非オペラグラスを用いてでも観て欲しい。あの目と表情と歌声は息が止まるかと思うほどに力強い。

WSで見た方や観劇された方はわかるかもしれないけれど、この舞台はエネルギーが凄い。これだけ全力でいたら5キロ痩せるわ…と思うほどに、コージは歌に対するエネルギーが凄まじい。普段はどこかふわってしていて、あがり症の青年なのに、歌を歌うと、一瞬でコージは変わる。正直、観てもらわないと伝わらないかもしれない。要は観て欲しい。

 

 

ネタバレをしないとなると書けることが限られるので、語彙力と表現力の足りなさに悔しくなる…が、続けます。ごめんなさい。

 

 

 

悲しいけれど、私は関ジャニ∞をデビュー当時を知らない。友達の話や関ジャニ∞自身が話すこと、あとはネットの情報でしか知らない。だから、ジュニア時代も松竹時代も知らなければ、47だってDVDで観て知った。ライブなんてJBからのド新規である。しかし、あるシーンでは海鹿耕治と関ジャニ∞の境遇が似ていて、それに対する構え方も似ていて、また涙が流れた。このシーンを観たときに、テレビガイドpersonで「負けることが普通な気がする。負け続けた人生でもあるから。」と語っていた安田章大がみえた。俺節を観ていて、初めて安田章大がみえた瞬間だった。不器用なのにどこか頑固で隙がある、そして真っ直ぐなコージを演じるのは安田章大しかいないと思った。

 

 

 

俺節に欠かせないのはコージに関わるあたたかい登場人物たち。コージの歌を誰より理解するオキナワ(福士誠治)は悪になりきれない陽気なひとで、何があってもずっとコージを信じている。オキナワもコージと似ていて、不器用な生き方をしている。私はオキナワが好きだ。

コージと恋に落ちるテレサ(シャーロット・ケイト・フォックス)はまずスタイルがいい。オペラグラスでおっぱいばかり見ていたことを許して欲しい。片言の日本語ながら、コージと愛を育むところは愛おしい。テレサもまたコージに似ている。そして伸びのある歌声がたまらなく素敵だ。

演歌の師匠である北野波平や流しの大野、みれん横丁にいる皆さんも、コージを支える大切な存在で、全員もれなく愛おしい。俺節に登場する方々は、みんなどこか不器用で真っ直ぐ。みれん横丁は廃れているように見えるかもしれないけれど、そこにいるひとはどこまでもあたたかかった。

 

 

 

顔が真っ赤になったり、咳き込んでしまったり、声が裏返ったり、掠れてしまったり、汗なのか涙なのか分からないほどにびしょ濡れになったり、どの場面を切り取っても海鹿耕治は真っ直ぐで全力だった。

安田くんが憑依型ということは何度も聞いたことがあったけれど、この目でしっかりそれを感じ取った。安田章大であることを忘れるくらい海鹿耕治だった。安田章大は今、海鹿耕治として生きている。

 

 

 

コージの歌は今でも頭の中で響いている。今日も多くの人の心に響いたのだと思うと、また涙が出そうになる。うまく伝わっているか不安だけれど、少しでも私が観た俺節が伝わっていますように。もしも少しでも気になる方がいるのなら、是非俺節を観て欲しい。ひとりでも多くの人にコージの歌を聴いて欲しい。

 

 

3時間半は時間だけ見るとすごく長いけれど、本当にあっという間に過ぎていきました。

(ただお尻が筋肉痛にはなっているし、帰りの飛行機は眠くて仕方なかったので、コージのエネルギーに体力を持ってかれたんだと思うことにします。年齢のせいじゃないはず…。)

 

 俺節を観ることが出来てよかった、海鹿耕治に出逢うことが出来てよかったと心から思える舞台でした。

今度またネタバレ編を書きますね。

 

へばぁ。

今日も大好きでした

 

関ジャニsエイターテインメント(冬)が無事にメンバー全員揃ってオーラスを迎えることができたので、夏が来る前に思い出を書き綴っていこうと思います。

 

 

まず、わたしは12月10日のエイタメ初日、札幌にたどり着くことができなかった人のひとりになった。初日に入るのは夢だった。基本的にネタバレを見ずにライブに行きたいので、演出、セトリ、衣装、MCをみんなが一緒に初めて見れることに楽しさを感じてみたかった。(ジャニーズのライブはネタバレが秒でTLに流れて来るので回避するのがめんどくさいというのも理由の1つではあったけれど)

前日から新千歳行き飛行機の欠航が相次いでいたけれど、今までいろんな天災を回避してなんだかんだうまく行っていたので、まさか自分がこの欠航祭りに巻き込まれるなんて思っていなかった。時間になっても全然案内されず、待合室のテレビでは北海道が何年振りの大雪だなんてニュースが流れていたけれど、外は突き抜けるほどの快晴だったので、何故か他人事のように感じていた。さすがに2時間待たされたところで、スタッフに声をかけると「たったいま欠航になりました。只今よりアナウンスしますので。」と。アナウンスが流れる前に欠航を知り、別便の振り替えは出来ないか空港内を友達と走り回った。出来るわけがないことは分かっていた、だって管制塔の指示で滑走路閉鎖しているんだもん。でもそのときは気持ちを保つには悪あがきするしかなかったのかもしれない。預けた荷物を取りに行くと、泣きながら電話している子が何人もいて、ああそっかこの人たちは行けなくなってしまったのかーとやっぱり他人事のように考えていた。

浮いたお金で友達と昼からビールを笑いながら飲み、今日と明日何するか考えながら帰宅。そこで木曜日ではないのに更新されたレンジャーを読んだ。そして、初めて泣いた。私は楽しみにしていたライブに行けなくなってしまった、ずっと会いたかった人に会えなくなってしまったのは私もだったのか。こればっかりは誰も悪くない、気持ちの行き先がなかったから、泣くことも怒ることも出来なかった。そんなときに行けなくなった人たちに対して彼らの気持ちを伝えてくれたから、やっと自分の気持ちも出すことができた。行きたかった、会いたかった、悔しい、悲しい、全部溢れ出して、そして結局彼らへの好きが募った。

安田くんが「次、倍以上の幸せが来るように」と。

その言葉があるから頑張れた。そして何より、たくさんのお友達が自分のことのように悲しんでくれた。それがとてもあたたかく、たまらなく嬉しかった。

 

そんなこんなで私的エイタメ初日は東京2日目。お譲りいただいた席がバクステ側の天井最前だったので、初めて着席ブロックを経験した。私は天井席は大好きだ。演出も全体的に見えるし、ペンライトも綺麗。そして、自担である安田章大はいつも全力で手を振ってくれる。天井席であるというだけでいつだって幸せ席になる。

OPが始まり、鳥肌とワクワクが止まらなかった。OPはセッションムービーのやつだと思っていたから。そしてバンっ!とライトが照らされた瞬間に心からのキャーが出た。かっこいい、会いたかった、てかバンドじゃない!…と。NOROSHIは絶対バンドだと思っていたから本当に驚いた。それからステージが回転したときには声出して笑ったのは申し訳ない、だって回転速すぎて自担見失ったから…ね。それから畳み掛けるように好きな曲が続く。浮世は沖縄リサイタルでお話しが出たからセトリに入ったのかも!と少し嬉しくなったりもした。

一週間焦らされた分、何ものにも変えられないほどに一曲一曲を大切に聴いた。

 

最終的に札幌と名古屋以外の会場に入らせて頂いて、安田くんの好きなところがまたたくさんみつかった。既にこんなにも好きなのに、まだ好きになってしまって困ったもんだ。全ての安田ポイントを解説したいけど、半端ない字数になりそうなのでこれまた困っているが、いけるとこまでやってみよう。

RAGEではマイクの頭を持ってぐるぐるぶんぶん回してエイターを煽り、アリトロに乗れば近くのひとには優しい笑顔を見せ、アリトロが停止すれば遠くのスタンドにだって大きく身体を使って手を振る。小さいのに誰よりも大きく動くから、きっとドームの一番上にいたって、安田くんがこっちに向かって手を振ってくれているのが伝わる。どんな時でも安田くんはそうなのだ。

パノラマを始めとして、衣装はやっぱり半ズボン多めだけど、キッズたちと話す姿はいつも優しさを纏っていて、必ず目線を合わせてお話をしているし、時々キッズの方を振り返っては笑顔を見せていた。それでいてカメラで抜かれる瞬間はウインクやら投げキスやら、必ず何かしらしてくれる、プロだわ。そして花道ポイントとして、安田くんは必ず花道の真ん中で立ち止まる。両サイドどちらにも低すぎるほどのお辞儀をして、優しい顔でニカっと笑い、一瞬にして花道周囲に幸せが溢れる。そして自分宛の団扇でないとき、その子には「ちょっと待ってなー」という感じで合図を送り、そのメンバーに声をかけてくれていた。安田くんの優しさには毎回うるうるしてしまった。でもきっと安田くんは優しさでしているというより、自然なことなんだと思う。優しくしたくてしてるというより、安田くんが自然にやっていることに優しさがついてきてるくらいなものだと思う。私はこの人にはかなわない、いつまでも、どこまでも尊敬する人だ。

 

わたしは安田担であり、強火山田担であるためT.W.Lの花道はいつも野鳥の会でマルチアングルしていた。可愛いのかたまり。あれ全公演分収録されますよね?あと安田くんのソロカメラ芸があり、ちゅー顔でみんながキャーキャー言ってる時は「やっぱ求心顔だよなー」なんて分析するくらいにはちゅー顔に湧かないくせに、ウインクされるとひゃ〜っと腰が抜けるちょろいやつだということに、今回のライブで気が付いた。いま思い出してもひゃ〜〜ってなる。うん、だいぶ安田くんのウインクが好きらしい。みんなにも見て欲しいのにもうオーラスを迎えてしまったのか…

The Lightは何も言えない。いつまでも慣れなくて、いつもじっと見つめて動けなかった。山田の空気感。歌い出しは対照的でありながらも、お互いを分かりあっている信頼感のある歌声。もうね、言葉に出来ないよ、山田は。語彙力が欲しい、山田の魅力をより多くの人にお届けしたいのに。

ブラナイは常に安田くんをセルフマルチアングル。NOROSHI以上にiPodで聴いているので、安田くんのパートは覚え、カメラで抜かれるタイミングはだいたい予想できたし、公演数を重ねるたびにそのマルチアングル性能は上がっていった。基本的に重心は低く、指先まで意識したダンス。きっと安田くんことだから、メンバーひとりひとりに合わせた衣装がダンスによってどんな風に動いて、どこで魅せるかまで考えていたのだろう。正直この一曲は安田くんしか見てなかったけど、ずっと見ていても飽きなかった、最後まで飽きることはなかった。まだ見たいと思うくらいなので、マルチアングルありますよね??

 

ちょっと長くなって来たので簡潔にいきます。セトリ順ではなく、わたしが思い出した順で。

罪夏とがむしゃらのフロートではマイクを置いてまで全力でがむしゃらを踊り、その姿が愛おしくてたまらない。ファンサする気なさすぎてたのも面白かったけど、きっとわたしは安田くん運が強いのだろう。あれだけスタンド、アリーナ、スタンド、アリーナとくるくる方向を変えて踊っていても、自分がいるブロックの付近では毎回お顔を見せてくれた。

イツマイではドラムさんとの掛け合い。シンバル叩かせてもらっていたり、準備された袋の中には大好きなお餅(福岡公演)だったり、たこ焼き(大阪オーラス)のかぶりものが入っていて、本当に嬉しそうな顔で見せてくれた。モニターではあまり抜かれなかったので、席によっては見えなかったけど、がっつりモニターに抜かれるすばるくんのソロパートを諦めてでも見たかった。

前向きは1塁側小島での倉安による「本日のギャグ」と全力の前向き。あるときそっと腰を抑えてるのを見てしまって、少しだけ心配したけど、ステージ上でそんな素振り見せることの方が珍しいので、勝手に私の母性が騒いで幻覚でも見たのだろう。でも腰は大事にしてね。

 キング男では、外野側ステージが上がり、スタンドの人たちとの距離が近くなった瞬間の嬉しそうな顔。落ちるんじゃないかと思うほど右へ左へステージのギリギリまで動き、全力で踊る。下がっていくときには深々とお辞儀をする、いつも大好きだった。

なぐりガキではそっと横ちょの肩を叩いたり、小さくガッツポーズして応援している姿がまるっと愛おしかった。ヤンマーのパートは「それな!」「えっへん!」が毎度毎度可愛い散らかしていた。 

さあそして、ギターソロですよ。ギターのことなんてこれっぽっちも分からない素人だから、「凄い」としか言えないのが悔しいけれど、鳥肌ものだし、本当に本当にかっこよかった。ギターを弾く安田くんが大好きだ。エフェクターを踏む所作、滑らかに動く短い指も、自分の音に酔いしれる顔も、ヘドバンも。あの時間はみんなが安田章大の音を聴いていた。そんなかっこいいことあります?あったんです。オーラスに向けて、大倉さんやまるちゃん、すばるくんが参加していくようになったのは本当に熱かった。ただただかっこよかった。

象。冒頭の吐息大好きなんですけど、そのあとの歌い出しは正直怖いくらいだったけど、彼は憑依型だからね。福岡公演で見せてくれた前髪かきあげが本当にかっこよくて、映像化して欲しいレベル。でも冒頭よりも、落ちサビ前の「これからも」が本当に好きなんです。力強く、男らしい。

トーキョーホリックは安田くんグレーのスウェットでニット帽かぶった後のぴょこ毛!!彼氏感!!!と思っていたら、錦戸亮のたまらんかっこいいロック。亮ちゃんには今回のライブで何度も頭下げた。ロリコス可愛がってくれてるおかげで、念願かなったから。足向けて眠れないし、頭上がらない。

 

長くなってきたので、色々すっ飛ばして気球のこと。私的エイタメ初日で気球に乗った安田くんと横ちょが思っきし目の前に来てくれたんです。安田くんって天井席に対しては前述したように体を大きく使ってブンブン手を振るんですけど、気球のときは違って、まっすぐ目を合わせようとしてくれて、その人が気付くのをちゃんと見届けている。気球って言っても距離はあるから、「あれ?私かな?いやー違うかも」って思うけど、安田くんはそれを確信に変えてくれるんです。「今あなたを見てるよ」って教えてくれるんです。こちらが気づいたと分かった瞬間の安田くんの嬉しそうな笑顔にまた涙が出て、「この人を好きになってよかったな」って思うしかなかった。アリーナにいたときは気球タイムはモニターか野鳥の会だったんだけど、いつ見てもそうだった。安田2連やら4連で入っているひとには、「こっからここまで」って手を広げてお辞儀したり…あーもう好きなところが止まりません。

オモイダマでは回転ステージのふちギリギリに立つから機材にぶつかりそうになってるところかわいいし、大きな拍手をのくだりではひとつひとつにマイクなしで「ありがとう」を言う。そんなところが本当に本当に大好きだった。

 

 

行けなかった札幌から始まったエイタメ冬、360度ステージがどうとか、セトリがどうとか、いらんアカウントが出来たりだとか、彼らの知っているか知らないかの場所でも色々ありすぎていたけど、私はこの冬も安田章大が大好きだった。関ジャニ∞が変わらずに大好きだった。

 

 

 

…と、これを書いたまま長らく更新せずにいたら、本日エイタメのDVD、ブルレイが届きました。冬を思い出しながら、夏に想いを馳せて今夜は鑑賞会をいたします。

新しいアルバムは夢が詰まっていて楽しみでしかないし、舞台やドラマなど個々の活動も始まっていて、私は毎日ワクワクしている。

また大好きなひとたちに会える幸せ溢れる夏になりますように。

ここにしかない景色を訪ねて

はいたい。この度、沖縄へひとり旅に行って来ました。

わたしは沖縄が大好き芸人です。そして「ここにしかない景色」も大好き芸人です。純粋に歌が好きなのと、ダイビングを楽しんでいる安田くんを心ゆくまで堪能できるので。わたし自身がダイビングを始めたきっかけは安田くんではないけれど、海を楽しむ安田くんが大好きだから、月刊ダイバーを熟読したり、ここにしかない景色のメイキングなんかは安田くんの言葉や所作を覚えてしまうほどまで見ました。(しかしあの展望台での言葉のひとつだけは何度繰り返し見ても風の音で聞き取れないので、わかる方教えてください)

 

そして、いつか、安田くんが見たここにしかない景色を見に行きたいと思っていて、そのいつかが、来月になって、来週になって、ようやく実現。それがもう先週のことなったので、お写真とともに振り返りながら、お届けしようかと思います。

 

 

夜勤明けで沖縄へ出発というなかなかの弾丸旅行。福岡との気温差は10度以上あったけど、9月のリサイタルのときに比べて、だいぶ寒くなったなーと感じました。

那覇到着したのは14時過ぎていたので、海には潜らず。ほんで、ガジュマルの木を見に行きました。

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本当に本当に大きい。

ぼーっと眺めて、うわーって思って(語彙力)、なんとも言えないパワーを感じて、これからも頑張って生きようと思いました。

安田くんと同じポーズで撮りたいというオタク心は拭えなかったものの、なんせひとりでこのツアーに参加したもんだから、ためらいが出てしまい、ガジュマルのピンショットで。

 

翌日からここにしかない景色のある島へ行く予定だったんだけど。みんな、思い出して。わたし、ドンマイ星。まだドンマイ星に住んでた。まさかの海が時化て船が出ないフラグ。沖縄に浮かれてたけど、那覇到着の日には島行きの船が全便が欠航になっていたということを知り、焦る22時。

でも、天気だけはどうしようもないので、明日の船が出ますようにと、とりあえず願掛けとしてオリオン飲んで過ごしました(なんくるない

 

 

 そして翌日、晴れたよーーー!!船出たよーーー!!いえーーーーい!!ドンマイ星輝いたよーー!!なんくるないさあーーー!!!

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船で修学旅行中のJKたちと一緒になったんだけど、終始はしゃいでる彼女らを気にすることもなくここにしかない景色をエンドレスリピート。わくわくドキドキが止まらない。

 

民宿について「ダイビングまで時間あるからお散歩でもしておいでー」とのことで、ぷらっとビーチまで。

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「これ全部俺の」

そう言えるくらい誰もいなくて、ただただ眺めて過ごして。安田くんが見つけたこの景色、本当に綺麗で、本当に癒されました。

 

 

そして海へお邪魔させてもらいました。

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とってもあたたかく、そしてゆったり。

青と白の世界が広がっていて、すべてを包んでくれるような大きな海に身を委ねて、自分の呼吸の音だけがきこえて、自分がちゃんと生きてることを実感する。

仕事の嫌なこととか、うまくいかないこととか、ひととの関わり方とか、モヤモヤしてたこととか、すべてをゼロにしてくれる感覚。

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そして、安田くんのここにしかない景色。

一緒に潜った方がその場所をリクエストしてくださったおかげで見ることができました。土地勘のないわたしはどこにあるかなんて分からなかったけど、周りの景色をみて言葉が出なかった。何回も繰り返しPV見てるから、船の停泊位置から見える景色だけでもうわかってしまって。

 

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 「まだ誰にも知られてない特別な光が射す場所」

まさにそんな感じで、その景色にひたすら感動。岩の間から太陽の光が射して、その光に照らされる空気の泡が本当に綺麗でした。

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 ほら、安田くんも「すごいキレイでしょ?」って言ってくる。

 

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圧巻のサンゴテーブル。今年は台風があまりこなくて、サンゴの白化現象が進んでしまってるんだそう。それでも自力で元に戻ろうとしてるサンゴたちも多くて、やっぱり自然の力はすごいなあ、と。この景色をずっと守っていきたいと心から思いました。安田くんもきっと同じ気持ちかな。

 

ダイビング終えた後の船の上は凍えるほど寒かったんだけど、それを上回るくらいの幸福感で溢れていました。素敵な景色をありがとうございました。

本当に楽しかったあーーー!!!(大声)

 

 

そして、最後に。

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 安田くんが教えてくれたここにしかない景色。

声にならないくらい綺麗で、どれくらいの時間をここで過ごしたか分からないけど、本当にずっと見てた。ぼーっと、ゆったりと、しみじみと。

 

ちょうど夕日が沈む時間で「遠く沈む夕日から また始まる僕らの明日が」というフレーズが脳内で流れるし、前屈しながら揺れる安田くんが浮かぶし(PV参照)、この景色に出会えたことで「ここにしかない景色」も今まで以上に大好きになりました。

 

 

ここにしかない景色を訪ねて「みんなに教えたいけど、誰にも教えたくない。」というのが本音かもしれない。

 

今回は安田くんが教えてくれたここにしかない景色だったけど、自分だけのここにしかない景色を探して、大切な場所を見つけていきたいと思いました。そして、また一から頑張ろう。

 

 

今回の旅で出逢ったひと、町、海、すべてに真っ直ぐな感謝を。

ありがとう、沖縄。

ありがとう、安田くん。

また必ず会いに行きます。

真っ直ぐな感謝を伝えたい

真夏の罪な男たちにしっかりハート掴まれて、ぬけがらです。本当にこの日が来るまで長くて、そして短い夏だった。 

 

沖縄リサイタルの直前、台風12号が発生。本当に私はドンマイ星に生まれてしまったと悲しくなりました。いや、そもそも私と沖縄には台風がつきものなので、来る予感はしていたんだけど。こんなに待ち望んでいた沖縄リサイタルなのに。安田くんの大好きな沖縄、私も大好きな沖縄。この数日で一生分の「高気圧プリーズ」呟いた気がする。

行けないかもしれないという不安と、絶対行くという前向きな気持ちは圧倒的に後者が強く、そのおかげか当日の沖縄は快晴!!!フォロワーさんからは「オタク1台風に負けない女」の称号もいただきました。

 

沖縄ご当地ストラップは安田シーサー。可愛いよ。ほうれい線はなくていいと思うけど()安田くん×沖縄が予想通りすぎて、安田くんが熱望したのかな?って考えたら可愛くて仕方なかった。

 

私が入らせていただいたのは4日2部。17時開演なんだけど、そのギリギリまでちょこちょこトラブルあって、本当に開演間に合わないかと思ったけど15分前にやっと会場へ。

入ったらすぐバクステ、ほんでメンステ近すぎる。アリーナABしかないのは知ってたけど、狭い。ただただ狭い。

私の席はスタンド北側(ドームで言う3塁側)。私の名義で3塁側以外入ったことないんだよね。安田くんの立ち位置的にいつも逆サイド、わたしドンマイ星に生まれてるからね。

でも、ありがたいことに2列目でした。そしてぴったりアリーナAB間の通路のところ。ドンマイ星とは言え、強運地区だと信じてみたくなりました。

ペンライトやら団扇やら整えてるうちに、もうエイトコールは始まっていて、気付いたら2分前。やばい、心の準備できてなさすぎ。だったのに暗転。

 

罪な男たちが登場してくる。モニターなんか見なくてもしっかり見える。安田くん、カッコいいよ。ちょっと日に焼けているところも、刈り上げた後ろ髪から黒髪がのぞいているところも、前髪長めなところも、全部「好き」でまとめてしまってごめんなさい。でも好き。

 

駆け抜けるように歌って踊っている彼らを見て、ほんとに楽しくて、大好きが溢れてどうしよう。なんて考えていると、トロッコ登場してアリーナを動き回る7人。もちろん安田くんは1塁側ね。

え、でも待って。そのトロッコで、このスタンドの高さだと、同じ目線??まさかね。とか考えてるうちに、バクステに全員移動。いやいやいや、バクステも近いわ。と感情が忙しい。

 

バクステでの歌が終わってもなおずっとスタンバってたトロッコ。そしてみんながトロッコに向かう…安田くんが来た。こっちに来た。

もう手の震えは止まらない。扇ぐには大きすぎるのに、気持ちを伝えるには小さすぎる団扇を胸の前で握りしめて。どうしよう、普段は恥ずかしくて章大くんなんて呼べないくせに頑張って下の名前を書いた方を見せようか、それとも何日も考えた言葉を見せようか。いやもはや公式団扇がいいのか。

少ない脳で必死に考えてるうちに安田くんのトロッコはAB間通路に到着。それでも近い。やばい。なのに、向かってくる、わたしのいるスタンドに向かってきた。そしてサビになったときに止まった。目の前で安田くんが止まった。時も止まった。

 

距離にして2、3メートルもないだろう。わたしの前の列には丸山担のお母様方。その二人の隙間から真正面に安田くんがいる。わたしの大好きな人がいる。友人の言葉を借りるならば「友達の距離」に安田くんがいる。近い、こんなに近くで安田くんに会えるなんて信じられなかった。

そしてご存知かもしれないが、安田くんはトロッコの柵に飛び乗るクセがある。一番後ろの席の人にも見えるように、その人たちと目を合わせるために。もちろん飛び乗って、わたしの目線と安田くんの目線が同じ高さになっていた。

安田くんが見ていたのは、スタンドの一番後ろの方や少し見えづらそうな席のひとたち。ずっと優しい顔で、顔を色んな角度に変えながら、手を振ったり頷いたり手を合わせてお辞儀したり。こういうところが本当に好き。

 

途中安田くんが両手を大きく広げ「大好き」という歌詞のあるフレーズを歌う。

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まさにこんな感じ。なにこの天使。

私だって大好きを伝えたいのにとっても小さい声で呟くことしかできなかった。安田くんに聞こえたのか見てもらえたのかなんてもう分からなかった。いつからか涙でいっぱいになってた。

それなのに、その直後、ガッと自分の股間を掴んで腰をクイクイするダンスを見せられ混乱。

そうして2番のサビになってから安田くんはメンステに戻っていった。

 

見つめるには長すぎた。

気持ちを伝えるには短すぎた。

 

手の震えは止まらなくて、末端熱い症の手が珍しく冷たくなっていたことで、安田章大が目の前にいたのは嘘じゃなかったと実感するしかなかった。

私はこの人が大好きで、ずっとずっと会いたかった。会えるだけでも幸せなのに。本当に幸せでしかなかったよ、安田くん。

 

お近づきメドレーでも遠くの安田くんをずっと見ていた。優しい顔でファンサをしている安田くんが大好きだから。見ていて本当に幸せを感じたのは、仰ぐように上を向いて天井に向けていた指をひとりの子にさしてニッコリ笑ったとこ、スタトロのとき一生懸命手を伸ばして安田くんファンの子の手を強くぎゅっと握って、その子が泣き崩れたあとも優しく笑っていたとこ、数え切れないほどの優しい笑顔を見た。

安田くんに幸せもらえた子たちが本当に幸せそうで、心からよかったねと思えた。私も幸せになれました。ありがとう。

 

そして、またしてもドンマイ星が輝いた。

安田くんがわたしの名前を呼んだ。正確にはすばるくんのことなんだけど。でも「すうちゃん」と呼んでくれた。わたしの墓は沖縄に決まりました。

 

アンコールのあと、沖縄大好きなヒナヤスがカチャーシーを楽しそうに踊りながら去っていく。最後にカメラが寄っていき、振り返る安田くん。そしてとても優しい笑顔で「ばいばい」。

泣きそうなくらいに大好きだった。やっぱりわたし、安田章大が大好きだ。

 

 

沖縄に来て、こんなにもたくさんの幸せをもらえるなんて思っていたなかった。沖縄というだけで幸せなのに、ひとつふたつと幸せが増えて行って、今まで真面目に一生懸命に生きててよかったと思える3日間。大吉続きの日でした。

 

 

帰りの飛行機でここにしかない景色を聴きながら、沖縄に、安田くんに、関ジャニ∞に、真っ直ぐな感謝を伝えたいと心から思いました。

また会える日まで、ずっとがんばるね。

沖縄リサイタル、本当にありがとうございました。

安田章大記念日

8月3日はやっさんの日ということで、勝手に安田章大の日とさせていただきます。

でも私にとって安田章大記念日は8月1日です。

一年も前の思い出なので、もう話してもいいですか。でも同担で独占欲が強くて「なんで私じゃなくてあの子にファンサしてるの?きー!」とか思っちゃうような人は読まない方がいいと思います。

つまり、私が初めて安田くんに見つけてもらったときのお話です。

 

今年もリサイタルが始まって、ネタバレレポ読んだところ、またもや物理的距離が近いようで(キャパも狭いしね)。

ありがたい事に、自分名義で沖縄2日目2部に行かせていただくことになりました。一名義でよく頑張りました。ありがとね。

 

しかし昨年は、ものの見事に全滅。唯一の九州、しかも安田くん担当の鹿児島公演も駄目だったので、上司に「この日働きたいです」とリサイタルを諦めるために勤務を入れたくらいにはやさぐれました。

全公演行けないなら初日からレポ読んじゃお〜〜と思ってたら「お近づきメドレー」なるものが。安田くんがファンサしてる姿が大好きなので、いろんなファンサレポを読んで「いいなあ」と思うと同時に「やっぱり諦めきれない」と。フォロワーさんが長野公演や岩手公演の譲りの声をかけてくださり、本当に私は優しい方々に囲まれているなあと思いました。でも既に勤務表は出ていたので、日程的に行けるのは8月1日の福井公演のみ。そもそも福井ってどこなんだろうと思いながらも、ダメ元でチケツイ。検索しても相場理解ばかりで、んーーって悩みまくってました。残り2週間きったら諦めようと思っていたところで奇跡が。とても優しい方と同行させていただく事になりました。席はほんとどこでもいい、同じ空間に居れたらそれでいいと思っていたので、当日まで分からない状態で福井へ。それにしても大阪から近いんだね、福井。

 

早朝から新幹線とサンダーバード乗って。博多からずっと一緒のエイターさんもいて「これって、福井以外の人が行っていいのかな?お邪魔してごめんなさい」という気持ちも少なからずありました。だけど、やっぱり安田くんに会いたくて。

溶けるほど暑く、駅から本当に遠いサンドーム。しかも、途中にコンビニもない…。今後サンドームで真夏に公演がある場合は注意した方がいい、本当に暑すぎた。

 

そして、チケットをお譲りいただくお姉様と合流。チケット見て驚き、そして席について震える。天井ばかり好む私の名義ではこんなことない…通路真横…。何度お礼を言ったか。本当にありがとうございました。

公演が始まり「あ、安田くん生きてる」と毎回思うのが、私の恒例。そして、すぐにトロッコに乗っちゃうメンバーみて「まじかよ」と。一番初めに近くに来たのは忠義さんだったかな。そこで、物理的距離の近さを実感しました。

 

そんなこんなで来ましたお近づきメドレー。「安田くん来たらいいなー、ファンサ団扇なんて作ってないし、見れるだけで幸せだし。」と言い聞かせながら、どこかで期待はしていました。

大好きなイッツマイソウルになり、どんどん近づいてくる安田くん。でも彼は天井席の天使だし、遠目から見ていても埋もれアリーナの子に積極的にファンサをしていて、こんな近くにいる私なんて見てくれないな、それにしてもファンサしてる安田くんって優しい顔してるな、好きだなーーって思っていました。私がいる数列前に来てもなお、真ん中あたりの埋もれてる子に笑顔振りまいてて、優しいなー好きだなーって思いながら、JB団扇を握りしめていました。

近くの安田くんに声も出ず、静かに下から眺めながら「もう安田くん通りすぎちゃうね、近くに来てくれてありがとう、あなたが大好きです」と脳内から安田くんに告白していたとき、バッチリ目が合いました。それはもうバッチリ。そして、小さく私を指さしてにっこり笑顔で「うん」って。私の脳内告白に頷いてくれたんです。その瞬間に力がぬけてしゃがみこんでしまいました。安田くんがこんな私を見つけてくれたんです。公演直前まで帽子をかぶっていたから頭はぺちゃげてるし、汗でメイクは完璧じゃないし、愛用してたJBツアーTは少し色が薄くなってるし、身長低いし痩せてるとは言えない体型の私を見つけてくれたんです。涙も震えも止まらない、何が起こったか分からなくて、一緒にきた友達に支えてもらいながら「え?今の、今の」と。友達は「あとで見たこと教える」と冷静に何も見えなくなった私に代わって脳内録画してくれていました。まだ涙は止まらない。すばるくんのソロパートになったあたりで状況をようやく認識。そして安田くんははるか遠くでまた優しい顔で手を振っているのを見つけました。気がついたら私の後ろの列の方も優しい顔で拍手してくれていて、夢じゃなかった、そしてみんなが見ていてくれた。みんなが良かったねって言ってくれて、幸せな時間がイッツマイソウルとともに流れていきました。

正直もんじゃいビートは覚えてません。さっき起こったことをどうにか脳内で再生しなきゃって思って。でもどうしても途中から記憶飛んでいるし、何度思い返してもイッツマイソウルはすばるくんのソロパートからしか流れてくれなかった。

 

最後の銀テープも取れなかったけど、後ろの列で私に拍手してくれた方から「どうぞ」って青を貰いました。なんて優しいんだろう。チケットを譲ってくださったお姉様も「大好きなお友達が大好きな人に嬉しいことされて、私も嬉しい」と。こんなに優しい方々に出会えて本当に私は幸せだと思いました。

 

そして、ホテルに帰ってそれはそれは美味しいアサヒスーパードライを飲みました。

一緒にいた友達からあの状況の脳内録画の内容を聞いて、安田くんへの好きが止まらなくなりました。私が泣き崩れた瞬間「にこって嬉しそうに笑ってたよ」と。かっこいいかよ。私の方が嬉しいよ、安田くん。

この日を境に私は安田章大から抜け出せなくなりました。

 

リサイタルのDVDが発売されて、お近づきメドレーのマルチアングルは賛否両論(否が多め)だったけど、私はやっぱり幸せそうにファンサしている安田くんとファンサもらったひとが嬉しそうにするのを見るのが好きなんだと実感しました。でもそれは、私が安田くんに見つけてもらえたから思えるようになったことなんだと思う。デビューからずっと好きなのになんで見つけてくれないのって思っている人もきっといるし、最前だったのにスルーされたりとかすっごく寂しいと思うんです。だから、他の人にファンサしてるの見たくないって思うのも当たり前だし、その人の思いを否定したりはできません。ただ、それで他の人を傷つけてしまうような言葉を言ってしまうのは悲しいなあと思います。

 

 

何万人も安田章大のことを好きな人がいて、その中でもライブに行ける人は限られていて、そして見つけてもらえる人もさらに限られている。私はあの日たくさんの幸せをもらったのに、それなのに今年も安田くんに見つけてもらいたいという思いは止まらない。安田くんのことがどうしても好きなんです。どうなるかは分からないけど、安田くんのその目に映してもらいたいから、あと一ヶ月、とびきり可愛くなれるように努力をしたいと思っています。私より断然女子力が高いネイリストYASUを参考に。

 

 

安田くんのことを好きなみんなが安田くんに幸せもらえますように。(私も含む)

 

佐々部悟というお坊ちゃん刑事

安田くんが黒髪になったので、何かお芝居のお仕事なんじゃないかなと思いまして、スキャナーの刑事役が決まった9月2日を思い出しました。

「はやドキ!▽安田章大」という情報だけで、なるなる3やら橋田壽賀子に怯えるTLが最高に面白かったけど、まあまあな恐怖だった。本当に朝4時まで起きていようかと思ったところに、警察手帳を見せつける佐々部悟が載っている朝刊の写真がTLに現れ、それのせいで結局眠れなくなった。

それから半年以上経って、もう映画は公開終了してしまったので、わたしの佐々部悟に残る思念を語らせて欲しい。要はネタバレです。

 

 

 

 

正直わたしは映画を見る前にネタバレを踏んでしまった。まず、舞台挨拶にやたら登壇することに対して、とても重要な役なのか、それともジャニーズを利用した単なる客寄せかなと考えていた。結果として前者(寄りの両者)だった。

物語の結末ではないけれど、安田担が結構重要視しているであろう脛毛を「必死に剃っていた」という情報から「あー、なるほどね」と。キャンジャニ期とうまいこと合わせてあったから当時は気づかなかったけれど、犯人まで簡単に繋がってしまった。

そして、謎の白い女が出てきた瞬間にそれが彼だと分かってしまった。何年安田担やってると思うんだ、シルエットで分かるよ。

それでもまあ実際、中盤で一度騙されたし、「思念の持ち主が違っていた」瞬間は心臓が止まるかと思う程に佐々部に恐怖を感じた。安田くんは若きエリート刑事佐々部悟をしっかり演じながら、深い闇から抜け出せずに間違った道を歩んでしまう佐々部悟も演じていた。本当に切ない結末だった。

 

あらすじは映画のホームページで見ていただきたいのだけれど、映画に登場した安田くんは警視庁で働く若い刑事の佐々部悟だった。事件を解決しよう真面目に向き合っていたし、肩書き通りのエリート刑事だった。スキャナーは計3回見たけれど、何度見ても亜美から送られてきた白い女の絵と情報を読んだときどんな思いだったのか、あの佐々部の表情では読み取れなかった。あのシーンではエリート佐々部だったから。

マイティーズの二人が事件を追ってる最中、海に落ちてしまうシーンがあり、入院した病院に佐々部が訪れる。「無事でしたか」という佐々部の台詞は、結末を知ってから聞くとゾッとするものがあった。

それからまあ色々あって、佐々部は野村萬斎さん演じる仙石さんと協力して謎の白い女(エリカ)を探すんだけど、その時も佐々部だった。事件を解決するために必死に捜査する佐々部に見えた。

エリカの情報が明らかになっていく間も、恨みに満ちた顔は見せなかった。自分が生まれ育った家で、強い思念が残る場所に居たにも関わらず、佐々部のままだった。

だから、ネタバレ踏んでいたにも関わらず、「なんだよ真犯人は伊藤忍じゃん。安田くん犯人と思わせといて、こっちか。じゃあ安田くんって事件を解決するすごい刑事なのかな。ふぅ!カッコいい!」くらいに思っていた。

そして、そこから混乱アンド号泣。

 

峠のシーン。仙石さんと雪絵さんのところは毎回泣いた。あまりにも切なすぎた。私は友達が笑っちゃうくらい泣いてたらしい。だって、本当に切なくて。

亡くなった雪絵さんを担いでいる謎の白い女(エリカ)がカーブミラーに映ったときの肩幅、ハンカチで汗を拭く時に見えた左頬のほくろ、それはもう明らかに安田章大だった。それと同時に内臓がフワッとする感覚になった。本当に佐々部が怖かった。

 

妹を守りたかったお兄ちゃんは、妹を死に追いやった4人の見知らぬ子どもたちが憎かった。妹の死によって、両親から酷い扱いを受けて苦しかった。愛されたかった。唯一自分のことを好きでいてくれた妹が死んでしまったのは、あの子どもたちのせいだ。妹と遊んでくれるって約束したのに。約束を破って、そのせいで妹は死んだ。あの子どもたちのせいだ。約束さえ守ってくれたら、妹は死ななかったのに。妹が死ななければ、こんなに辛い思いはしなかったのに。

そうだとしても、佐々部のやり方は間違っていたし、なんとも残虐な殺し方だった。怖かった。安田くんって大きなぱっちり二重が可愛いって言われてるけど、可愛さなんて全くない。あの大好きな目が、エリカのものになっていて、本当に怖かった。人を殺すときってこんな目をするのかって思って、怖かった。このシーンを見ている時、気付いたら自分の手に爪の跡が付くくらい力が入ってた。何度も言うけど、怖かった。ちなみに「邪魔すんなっ…」は怖いけどカッコよかった。

そんな大事なシーンだけど、ちょこちょこ安田くんの脛毛への思念がちらついてしまったことは黙っておく。(あんまり見えてなかったし正直剃らなくてもよかったんじゃないかな) 

そして安田くん絶対DV男になる…って思ってしまうくらいに丸山(宮迫さん)を本気で蹴っていた。亜美に迫るシーンは怖さと気味の悪さが凄かった。普段あんな可愛い顔してるくせに、本当に怖い。

 

そこから次々に明かされていく佐々部の思いは計り知れないものだったし、雪絵を殺されて悲しい思いをしたはずの仙石さんが佐々部の気持ちに寄り添っていくシーンは苦しかった。仙石さんって優しい人だ。

そして佐々部も。妹への優しさが形を変えてしまったんだと思う。

 

 

そしてラスト。あの大きな目からとめどなく流れる涙が凄かった。さっきまで人を殺そうとしていたのに、表情がまるで変わっていた。自分が雪絵たちにしたこと、信頼できる上司を裏切ってしまったこと、愛する妹への思い、救いようのない切なさで溢れてしまっていた。

上司である野田主任(風間さん)が「お坊ちゃん」ではなく「佐々部」と呼んだことに気づいて、お互いの信頼関係の強さに泣いたのは3回目だった。

 

 

佐々部が自分で命を絶つ瞬間、「お疲れ様」と思った。まずは佐々部に対して、たくさん苦しかったね。お疲れ様。

そしてリサイタルや元気CD、PV撮影など本当に多忙な中、こんな重要なシーンに向き合っていた安田くんに対して。お疲れ様でした。あの日くれた天使のような笑顔の裏でこんな重い気持ちを抱えた佐々部を演じていたなんて。本当にお疲れ様でした。

 

 

佐々部が死んだあとのシーン。冒頭では様々な思念を読み取りすぎたせいで「人間は醜い」と人と関わるのを拒絶していた仙石さんが、亡くなった雪絵の思念と向き合いながら「人間は美しい」と言う。安田くんも「映画の一番最後の台詞が好きです」と言っていたので、注目していたのもあるけど。とても綺麗な終わり方だなと思った。

 

 

 

ばしゃ馬さんのときは新社会人になったばかりで必死だったから映画館には行ってないし(ごめんなさい)、ジュリエット通りだってそこまで重要視してなかった(チケット取れなかった)。

だけど、今回スキャナーに必死になってよかった。何度も見てよかったと思える映画だった。

スキャナーの続編を期待する声もありますが、残念ながら佐々部は死んでしまったのたので、できれば次は死なない役を与えてください。

数ヶ月前に小早川くんが亡くなっていたので、立て続けに自担が演じる人が亡くなるのは結構きついものがある。しばらくはアメトーク見ても公文式ニベアのCMを見ても佐々部を思い出すくらい引きずっていた。

 

だから、安田くんお願いします、いつかアイドルでなくなっても、どうかおじいちゃんになるまで死なないでね。そして、脛毛はできるだけ大切にしてね。